北核など中止、G8で要求を…日伊首脳一致(読売)
イタリア訪問中の麻生首相は7日夜(日本時間8日未明)、イタリアのベルルスコーニ首相とローマ市内の首相府で会談した。
両首脳は、8日開幕の主要国首脳会議(ラクイラ・サミット)で北朝鮮に対し、「核実験やミサイル発射を中止するよう求めるメッセージを発する必要がある」との考えで一致した。
麻生首相が「北朝鮮の核実験やミサイル発射は絶対にやめさせないといけない」と述べたのに対し、ベルルスコーニ首相は「同感だ。G8(主要8か国)できちんとしたメッセージを出したい」と応じた。
麻生首相、ラクイラ復興支援を表明…伊首相と会談(読売)
8日開幕する主要国首脳会議(サミット)出席のためイタリア訪問中の麻生首相は7日夜(日本時間8日未明)、イタリアのベルルスコーニ首相とローマ市内の首相府で会談し、4月上旬に大規模な震災に見舞われたサミット開催地、ラクイラ市の復興支援策を表明した。
支援策は、〈1〉日本の耐震技術を活用した体育館兼避難施設建設計画への資金協力の具体化〈2〉日本人建築家によるコンサートホール建設計画に50万ユーロ(約6750万円)を拠出〈3〉文化財修復事業に日本人専門家を派遣――などが柱だ。
ラクイラ市はローマの北東約100キロにある小都市。4月6日の大地震により一帯で約300人が死亡し、ベルルスコーニ首相が震災復興を理由にサミット開催地を地中海のマッダレーナ島からラクイラ市に変更した。
「被害の大きさ痛感」=伊地震被災地を視察-麻生首相(時事)
麻生太郎首相は8日午前(日本時間同日夕)、主要国首脳会議(サミット)開幕に先立ち、4月に約300人の犠牲者を出した地震に見舞われたラクイラ市内を視察、地元関係者から復興状況などの説明を受けた。視察後、首相は記者団に「現場に来て、被害の大きさを痛感した。復興半ばという感じがする」と語り、被災地を勇気付けるような支援を積極的に進めていく考えを示した。
首相は7日、ベルルスコーニ伊首相と会談した際、耐震技術を活用した体育館兼避難施設の建設への資金協力などを表明している。
日本文化紹介する「ジャパンイタリー」、ローマで開幕(産経)
日本文化を紹介するイベント「ジャパンイタリー」(在イタリア日本大使館など主催)が7日夜(日本時間未明)、イタリアのローマ中心部テベレ川の中州・ティベリーナ島で始まった。この日は、世界的な照明デザイナーの石井幹子さんと、長女の石井リーサ明理さんの親子が手掛けたライトアップが川にかかる橋などを照らし、会場周辺は幻想的な雰囲気に包まれた。
ジャパンイタリーは、日本が世界に誇るアニメや日本食、ポップカルチャーなどを現地の市民らに披露するイベント。開会式には、主要国首脳会議出席のため同国を訪れた麻生太郎首相も駆けつけ、「日本とイタリアは400年以上に及ぶ交流の歴史を持つ。豊かな文化遺産とそこに根ざす伝統に対する畏敬(いけい)の念、そして、美への感性といった価値観を共有していると思っている」とあいさつした。
この日は、外務省から派遣された、日本のポップカルチャーを世界に紹介する「カワイイ大使」でモデルの青木美沙子さん、木村優さんもイベントに参加した。
イベントは13日にも開かれ、イタリアを舞台した日本映画「アマルフィ 女神の報酬」の上映などが行われる予定だ。
麻生首相:オバマ大統領と会談へ…核軍縮、温暖化を協議(毎日)
主要8カ国首脳会議(ラクイラ・サミット)出席のためラクイラ滞在中の麻生太郎首相とオバマ米大統領の会談が9日夕(日本時間10日未明)に行われることが8日決まった。両首脳の会談は2月に次いで2回目。核軍縮、地球温暖化対策が主要議題になるとみられる。
会談では、米露が保有する戦略核の弾頭数を現状の2500前後から、1500~1675を上限に削減することなどで合意したことを受け、核軍縮、核不拡散問題について協議する。北朝鮮の核・ミサイル問題では、国連安全保障理事会決議に盛り込まれた対北朝鮮制裁を着実に履行していくことを確認するとみられる。
モンゴル首相が15日来日(時事)
外務省は8日、モンゴルのバヤル首相が15日から20日までの日程で来日すると発表した。16日に麻生太郎首相と会談し、核実験を強行した北朝鮮への対応や、ウランなどの資源開発について協議する。バヤル首相は北海道の畜産業も視察する。